トーレックスの剥がれを補修した話|やり方解説

ギター・ベース

ギターアンプを長く愛用していると遭遇する「トーレックスの剥がれ」を自力で補修ました。結果としては大満足な仕上がりに。やり方を紹介しているのでトーレックスの剥がれが気になっている方はぜひ参考にしてみてください。

スポンサーリンク

トーレックスの剥がれを補修|ビフォーアフター

まずはギターアンプ(Fender Champion 600 リイシュー)のビフォーです。

正面から見ると特に問題はないのですが、斜めから見てみると…。

ところどころでトーレックスが剥がれ浮いています…。

音には影響がないとはいえ、見た目的には微妙…。また、放置していると、剥がれが悪化しそうなことも気になります。

自力で補修したアフターは以下。

トーレックスがピッタリと張り付きよい感じ。購入時の様相を取り戻しました。

トーレックスの剥がれの補修方法

続いてはトーレックスの剥がれを補修する方法について解説していきます。

使った接着剤

トーレックスの接着に何が適しているのかよくわからなかったため(海外サイトをチェックしているとTolex Glueなる専用接着剤を見かけたのですが、大量すぎて個人で購入するのは断念)、市販の接着剤の中から使えそうなアイテムを探しました。

結果見つけたのがコニシの「ボンド ウルトラ多用途 SU」です。

メーカーHPによると、接着できる素材は布・皮革・合成ゴム・軟質塩化ビニル・硬質プラスチック・木材・発泡スチロール・タイル・陶磁器・コンクリート・石・ガラス・金属とギターアンプに使われていそうな素材はカバーしています。「衝撃に強くガッチリ固まる」というキャッチフレーズも魅力的です。

使ってみたところ、実際にしっかりとくっつき、大満足。トーレックスの補修に使いたい方にはおすすめです。

貼り付けの下準備

トーレックスに限らず、ホコリなどがあるとうまく接着できません。貼り付けの下準備として、トーレックスの剥がれ部分をできる限りキレイにしておきました。やり方を紹介しておきます。

とりあえず竹串を使ってトーレックスと本体の隙間をコリコリと。

大きなホコリなどがあれば取れるはずです。

さらに、紙やすりを使って貼り付け面を荒らします。

接着面の表面積を増やすことにより接着力を強くするという接着剤テクニックです。

最後にアルコールと綿棒を使ってトーレックスの隙間をキレイに。

削りかすやホコリなどが取れました。アルコールが乾けば下準備の完了です。

話が前後しますが、紙やすりを使う前に養生テープでマスキングしておきました。余計な部分に接着剤が付くのを予防するとともに、紙やすりで余計な部分に傷がつくのを防ぎます。皆様も適宜マスキングしておきましょう。

貼り付け〜しっかりと固定

準備ができたらいよいよ接着。接着剤のマニュアルによると「薄く伸ばす」というのがポイントのよう。また、今回使う接着剤は2分ほどで固まるということなので、スピード勝負です。

養生テープでマスキングしているとはいえ、はみ出さないよう慎重に薄く伸ばします。

特に、端の方まで接着剤が行き渡るように気を使いました。この作業では付属のヘラが大活躍です。

接着剤をつけたら、木片の平面を使ってトーレックスを押さえます。

平面で押さえた方が歪(ゆが)みが生じないだろうという判断です。

マニュアルには2分で固定と書かれていましたが、5分ほど手と木片でしっかりと押さえておきました。いつまでも手で押さえておくワケには行かないので、ビニールテープなどを使いガチガチに固定。

しっかりと硬化するまでの時間(24時間)このまま放置しました。

なお、接着剤をうまく使うコツは「マニュアルをシッカリと読み込むこと」です。「ボンド ウルトラ多用途 SU」に限らず、マニュアルには目を通しておきましょう。

繰り返しになりますが、貼り付けた結果は以下の通り。浮きは完全に解消されました。見た目がよいと気分も上がります。

トーレックスの剥がれは自分で補修可能

以上、トーレックスの剥がれを自分で補修してみた話でした。手をつけるまでは「失敗したらどうしよう…」と不安に感じていたのですが、実際に作業してみると、特に難しいことはなく、キレイに仕上がりました。

トーレックスの浮き・剥がれが気になっている方は補修に挑戦してみてください。想像よりも簡単にキレイに仕上がるはずです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました