白いピックガードの日焼け・黄ばみ・シール跡を自分で補修|やり方解説

ギター・ベース

若気の至りでベースのピックガード(白)に貼ったステッカー。思うところがありすべて剥がしたのですが、黄ばんだピックガードに日焼け跡のような状態になってしまいました。まあ、はがす前から予想していたことではありますが見た目的には微妙です。ピックガードだけ交換しようかなとも思ったのですが、どうせ外すのですから漂白剤で処理してみることに。結果としては、日焼け跡がかなり目立たなくなり、このままでもよいかなと思える程度に回復しました。ピックガードの黄ばみやシール跡の処理方法について解説していきます。同じような悩みを持っている方はぜひ参考にしてみてください。

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ピックガードのビフォーアフター

それではさっそく処理をしたピックガードのビフォー・アフターを紹介していきます。

以下が処理前。ローリング・ストーンズのステッカーを貼っていたことがはっきりとわかるほどに跡がついています。いろいろ貼ってたなぁ…。若気の至り…。懐かしい。

以下が処理をした後です。全体的に白くなっています。ステッカーの跡がなくなったワケではありませんが、気にならないレベルになりました。

組付けたのが以下。このベースを中古で購入したときから、ずいぶん時間が経ち、ステッカー付のベースは似合わない年齢になりましたが、まだまだ活躍してくれそうです。ピックアップの黄ばみが目立つのが悩ましい部分ですが…。

今後、使い続けていく間に再び変色することが予想されますが、その頃にはステッカーの跡はほとんど目立たなくなるでしょう。

ピックガードのステッカー跡の処理方法

続いてはピックガードのステッカー跡(日焼け)の処理方法について解説していきます。時間はかかりますが、手間や予算はほどんど必要ありません。

ピックガードを取り外す

何はともあれ、まずはピックガードを取り外します。プレベタイプなので、ボリュームポッド、トーンのポッド、ジャックも取り外し。この作業の大変さは、どんなタイプのギター・ベースを使っているかによって大きく異なるはずです。配線などを切らないように丁寧に作業してください。

ピックガード表面に「酸素系」漂白剤を塗る

作業に使ったのはワイドハイターEXパワー。この製品にこだわりがあったワケではなく、たまたま家にあった酸素系漂白剤です。

ピックガードの表面に酸素系漂白剤を水で薄めたモノ(今回は倍に薄めました)を塗り付けます。薄めた漂白剤はキッチンペーパーでサッと伸ばしました。

家に酸素系漂白剤があるのなら、同じような効果が得られると思います。無ければワイドハイターEXパワーを使ってみてください。

なお、漂白剤には「酸素系」のほか「塩素系」がありますが(キッチンハイターなど)、それらの使用はNG。基本的な成分が異なるため同じような効果は得られません。また、塩素がピックガードのプラスチックにダメージを与える可能性があります。

ラップで覆い紫外線を当てる

漂白剤が乾かないようラップで覆い、ベランダに干します。酸素系漂白剤に含まれる過酸化水素水(オキシドール)と紫外線の効果でプラスチック表面に化学変化を起こし、黄ばみを除去するというテクニックです。

効果が出るのに数日かかるはず。私は計5日間天日干しをしました。「天気のよい日の朝に漂白剤を塗りなおし、ベランダに放置」を繰り返してみてください。

3日間ほど放置したのが以下。ずいぶんと白くなりました。

さらに2日放置すると、以下のような感じに。やや白くなったか、ほどんど変わっていないのか。

ある程度時間が経過するとほとんど変化が見られなくなるので、そこがやめどき(諦めどき)でしょう。多少は日焼け跡が残っていますが、ずいぶん目立たなくなったので、これでよしとします。ラップをはがし、食器洗い用の洗剤で洗い、乾かしたら完成です。

同じベースのネック周りを調節しました。その模様は下記ブログにて紹介しています。

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ピックガードのステッカー跡は酸素系漂白剤で薄くなる

以上、ピックガードについた日焼けの跡を自分で補修した話でした。見た目だけならピックガードを交換すれば済む話かもしれませんが、オリジナルのパーツを残せたことにも大満足。ピックガードについたステッカーの日焼け跡が気になる…という方はぜひトライしてみてください。かなり目立たなくなるはずです。

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