ギターアンプのスピーカーケーブルを自作する|作り方を徹底解説

ギター・ベース

シールドと比較して、こだわりが出にくいスピーカーケーブル。なんとなく手持ちのモノ(あるいはコンボアンプに付属のモノ)を使っているという方も多いのではないでしょうか。こだわりのアンプ・シールド・ギターをを使っているのであれば、スピーカーケーブルにもこだわってみてはいかがでしょう?スピーカーケーブルを自作する方法について解説しているのでぜひ参考にしてみてください。

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手順1:必要な材料を手にいれる

一口にスピーカーケーブルといっても形状はさまざま。以下の写真は家にあったスピーカーケーブルです。

家にあったスピーカーケーブル。上質そうには見えない…

左側はヘッドとキャビを接続するためのフォン-フォンのケーブル。右側はキャビネット内部で使われているフォン-ファストン端子のケーブルです。

キャビネット内部のケーブルは「とりあえず感」というか、「コストカット感」というか、残念ながら上質さは感じられません。

ということで、キャビネット内部用のスピーカーケーブルを自作することにします。以下の材料を手に入れました。

  • ケーブル:ベルデン8470(50cmほど)
  • フォンプラグ:NEUTRIK(ノイトリック) / NP2RX
  • ファストン端子:マルモパーツ
  • 熱圧縮チューブ(省略可)

まずは必要な材料を手にいれることがギターアンプ用スピーカーケーブル作成の第一歩です。

ファストン端子や熱圧縮チューブはホームセンターなどで簡単に手に入ります。

以降、フォン-ファストン端子のケーブルを例に作り方の説明をしていますが、フォン-フォンケーブルの作り方の参考にもなるはずです。

今回はフォンプラグにちょっと高級品を選んだのですが、それでもパーツ代は1,000円くらいでしょうか。パーツにこだわれるのが自作の醍醐味です。

手順2:フォンプラグの組み付け

必要な材料が揃ったら、組み付けの作業。フォンプラグの取り付け方から解説していきます。

熱圧縮チューブの取り付け

まずは、プラグの根本あたりに熱圧縮チューブを取り付けます。

熱圧縮チューブの縮め方でおすすめなのが熱湯をかけること。

パッドの上にケーブルを置いて、熱湯を注ぐと…

キュッと縮みます。

なお、熱圧縮チューブは補強のためのモノなので、なくても問題ありません

パーツのセッティング

プラグとケーブルを接続する際、必要なパーツをあらかじめケーブルに通しておくことが絶対です。必要なパーツとは以下の写真のようなモノ

あらかじめ必要なパーツを通さずにプラグを半田付けしてしまうと、パーツを通せず泣く泣くプラグを取り外すなんてことになってしまいます。

作業中の方であれば、今この瞬間に、必要なパーツを通してしまいましょう。

ケーブルの半田付け

続いては、スピーカーケーブル作りの山場とも言える半田付けです。

なお、半田付けに対し、「難しい」というイメージを持っている方も少なくありません。けれどやってみると案外簡単なもの。

なにせ、中学の技術で習う程度の難易度。しかも、失敗しても大抵の場合やり直しが可能です。

ギタリスト・ベーシストにとって、はんだごてが使えると、配線のちょっとした修理やピックアップの交換、あるいはエフェクターの自作、シールドの補修など、世界が大きく広がります

はんだごては…」という方も、この機会にぜひチャレンジしてみてください。

スピーカーケーブルを作成する上で重要なポイントが「プラスとマイナスを間違えないこと」。プラグの中心付近の端子がプラスです。

一方、今回使うケーブルは白と黒。どちらをプラスにするかは自分で決めれば良いのですが、白黒のケーブルであれば白をプラスとすることが一般的。今回は世間の慣習に従うことにします。

半田付けの際、作業しやすいようにプラグを固定しておきましょう。私は100均で手に入れた簡易的なクランプを利用しています。

正面から見ると以下のような感じです。

こんな簡易的なモノでもあるのとないのでは大違い。対象物をしっかりと固定することが半田付けのポイントのひとつです。

なお、プラグの固定には洗濯バサミ(プラグを挟む)や段ボール(プラグを通す穴をあける)なども使えるのでためしてみてください。

プラグのマニュアルなどがあれば(プラグメーカーがHPで公開していることも多い)参考にして、ケーブルの被膜を剥きます。

マニュアルがなければ、現物(プラグ)と比較しながらいい感じに被膜を剥いてください。

導線をねじり、予備ハンダ(導線にハンダを染み込ませておくこと)をしておきます。

続いては、プラグ側にも予備ハンダしておきましょう。

あとは、ケーブルとプラグの端子をくっつけて、ハンダの小手先を当てます。それぞれの予備ハンダが溶けていい感じにくっつきます。

ハンダが足りない場合にははんだごてをあてながらハンダを供給します。ある程度ハンダが供給できれば、ハンダ→はんだごての順番で外せばOK。ケーブルとプラグが接続されているはずです。

端子にケーブルを接続できました。

ハンダ付けがうまくいかなかった…という方もとりあえず接続されていれば大丈夫。だんだんとうまくなるものです。

ここまでくれば、あとはパーツを組み付けるだけ。

絶縁用のプラスチックパーツを取り付けて…

カバーを組み付けて…

もともとケーブルに通しておいたパーツをくみつければ完成です。

これでプラグ側の作業が完成。

プラグ-プラグのスピーカーケーブルを作成する場合は同じことをもう一度繰り返します。その際、プラスはプラス側に、マイナスはマイナス側に接続してください。

手順3:ファストン端子の圧着

続いてはファストン端子の圧着。ファストン端子とは、スピーカーに直接接続するためのものです。

ファストン端子は半田付けでなく、圧着という手法で固定するのが基本です。

圧着に使う工具はこんなモノ。丸でかこった部分を使ってファストン端子を圧着します。

私が愛用しているのは「フジ矢の万能電工ペンチ(FA106)」。お値段もお手頃で、ワイヤーストリッパーやニッパーを兼用。この手の作業にはかなり便利なおすすめのアイテムです。

具体的な作業手順としては、ケーブルの被膜を剥き、以下の写真のように端子を取り付けます。

圧着するのは、以下写真の丸で囲った2箇所。導線部分と被膜部分それぞれを圧着します。

まずは導線部分を圧着します。電工ペンチのツメ部分が端子の切れ目部分に沿うようにセットし、ペンチをギュっと握りましょう。

続いて、被膜部分も同様に圧着します。

最終的にはこんな感じに仕上がります。

ガチガチに固定されているので引っ張っても簡単には抜けません

なお、ファストン端子の圧着は、ラジペンなどでもできそうに思えますが、ラジペンでしっかりと圧着するのは困難です。

加工に失敗すると引っ張ると簡単に抜けてしまいます。これではライブなどで安心してギターを弾けないですよね。

圧着するための工具は安いもので構わないので、専用のモノを手に入れるのをおすすめします。

ギターアンプ用スピーカーケーブル完成

以上で、ギターアンプ用のスピーカーケーブル完成です。

さっそく愛用のアンプに組み付けてみました。

※スピーカーの端子にはプラスとマイナスがあります。プラスの端子にケーブルのプラス(今回は白い線)側を接続してください!

肝心のサウンドは、元のケーブルと比較して、ブライトさがUPし、中音域が増した印象。よい感じです。

今回はケーブルにベルデンの8470を利用しましたが、9497(通称ウミヘビ)も大人気

フォンプラグもカナレやスイッチクラフトなど上質なパーツも選び放題

自分好みのパーツを組み合わせて作成可能な自作であれば、自分好みのスピーカーケーブルを探求するなんてマニアックなことにも挑戦できます。音への影響も見逃せません。

こだわりのアンプ・こだわりのシールドを使っている方であれば、スピーカーケーブルにもこだわりたいもの。本記事を参考に、こだわりのスピーカーケーブルを作成してみてください。

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